JLPT N1 Reading
JLPT N1 Reading
2025.07
阅读 - 问题8
病気は、しばしば「鵺」にたとえられます。「鵺」は、頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎という奇怪な物の怪で、からだの一部だけを見てもその本態を捉えることはできません。実は「病気」もこの「鵺」によく似ていて、私たちに多彩な症状を見せますが、その症状を生み出している、病気の「本体」を捉えることは容易ではありません。私たち医師は、病気というさまざまな「鵺」を、症状を手がかりにして引きずり出さなければならないのです。
(注)物の怪: ここでは、想像上の生き物
- 筆者によると、診断のときに医師はどうするべきか。
- あらゆる症状を見て、病気を特定するべきだ。
- からだ全体を見て、目に見えない症状を探るべきだ。
- 多様な症状を見て、複数の病気の影響を疑うべきだ。
- 特徴的な症状から、根本的な原因を見つけ出すべきだ。
正确答案:4
解题技巧:比喻型阅读题先把比喻还原成解题主线:这里是“从可见症状追到病気本体”,所以应选“由线索追根因”的选项,排除“全看完再判断”或“多个病并发”等过度推断。
解析:作者指出「私たち医師は、病気というさまざまな『鵺』を、症状を手がかりにして引きずり出さなければならないのです。」(我们医生必须把名为疾病这种各种各样的“鵺”,通过症状这个线索“拉出来”)。这句话强调的是:医生要从可见症状入手,追查到疾病的本体(根本原因),因此第4项最符合文意。
错误选项解析:
- 1:原文只说“以症状为线索”去追查疾病本体,并没有说“要把所有症状全部看完再判断”,该项把条件扩大化了。
- 2:文中没有“看全身”或“寻找看不见的症状”这种表述,这一项是自行添加诊断方法,偏离原文。
- 3:原文讨论的是“从症状追到疾病本体”,并未提出“应怀疑多个疾病共同作用”的前提,所以不正确。
特許とは、ある企業が開発した新製品を、別な企業がまねして生産して利益をあげることを一定期間防止する制度である。新製品の開発には通常多額の資金が必要なので、新製品を一定期間独占的に販売して開発資金の回収を認める仕組みになっている。こうした制度がなければ、企業はリスクのある新製品開発に躊躇してしまい、社会の発展が阻害されてしまう。特許には、企業同士の公正な開発競争を促す目的があるのだ。
- 筆者によると、特許制度による企業の利点は何か。
- 一定期間にいろいろな新製品を販売することができる。
- 新製品の開発に必要な資金を抑えることができる。
- 新製品の開発に安心して取り組むことができる。
- ほかの企業との厳しい開発競争に勝つことができる。
正确答案:3
解题技巧:问“制度的利点”时,先锁定因果链(如「〜ので」「〜なければ」):先确认制度解决了什么风险,再选“直接对应企业收益”的选项,避免把“回收投入”误读成“降低成本”或“保证竞争获胜”。
解析:关键依据是「新製品の開発には通常多額の資金が必要なので、新製品を一定期間独占的に販売して開発資金の回収を認める仕組みになっている。」(新产品开发通常需要大量资金,因此制度允许企业在一定时期内独占销售并回收开发资金)以及「こうした制度がなければ、企業はリスクのある新製品開発に躊躇してしまう。」(如果没有这种制度,企业会对高风险新产品开发犹豫不决)。可见特许制度的企业利点是降低“敢不敢开发”的顾虑,让企业能更安心地投入新产品开发,因此选3。
错误选项解析:
- 1:原文只说“新製品を一定期間独占的に販売”(一定期间独占销售该新产品),没有“いろいろな新製品”(各种新产品)的意思,范围被扩大。
- 2:原文是“回収を認める”(允许回收已投入资金),不是“抑える”(减少开发所需资金),概念相反。
- 4:原文说的是“公正な開発競争を促す”(促进公平竞争),并未说“必ず勝てる”(能够战胜其他企业),属于过度推断。
知を愛し求める人は、自らの無知に人一倍、敏感であるがゆえに、ふだんは意識しない日々の営みの細部にまで十分な意識を払います。そこで自分があたりまえに受け入れていたことを見つけ出し、それは本当にあたりまえなのかと疑おうとするのです。
このような仕方で「問い」を発し、あたりまえの根拠を吟味する経験を積み重ねると、一見すると透明に見える日常世界にもじつはさまざまな問題が隠れている、と感知できるようになります。
- 筆者の考えに合うのはどれか。
- 自らの無知に気づいたら、当然だと思っていることを疑うべきだ。
- ふだん意識しないことに意識を払えば、日々の問題解決につながる。
- 日常の多様な問題を吟味し問いを発し続ければ、人生が豊かになる。
- 無意識に受け入れていたことを疑うことで、見えなかった問題が見えてくる。
正确答案:4
解题技巧:观点一致题要抓“过程+结果”两段逻辑:先看作者让你“做什么”(质疑理所当然),再看“会导致什么”(发现隐藏问题);同时覆盖这两步的选项通常就是正解。
解析:关键句是「そこで自分があたりまえに受け入れていたことを見つけ出し、それは本当にあたりまえなのかと疑おうとするのです。」(于是去发现自己理所当然接受的事,并尝试怀疑“它真的理所当然吗”)以及「あたりまえの根拠を吟味する経験を積み重ねると…日常世界にもじつはさまざまな問題が隠れている、と感知できるようになります。」(不断累积审视“理所当然之根据”的经验后,就能察觉看似透明的日常世界里其实隐藏着各种问题)。因此,最符合的是“通过质疑无意识接受的事情,从而看见原本看不见的问题”,选4。
错误选项解析:
- 1:该项只保留了“注意到无知就应怀疑当然之事”的前半层意思,遗漏了后文“由此看见隐藏问题”的结论,信息不完整。
- 2:原文没有“日々の問題解決につながる”(通向日常问题解决)这一结果,这是把“感知问题”偷换成“解决问题”。
- 3:文中也没有“人生が豊かになる”(人生变丰富)的价值判断,属于无中生有。
阅读 - 问题9
以下は、スポーツの分野におけるリーダーについて書かれた文章である。
リーダーと呼ばれる立場にある者は、専門性をつねに高めていく努力を怠ってはならないのだが、以前なら、専門書を読むとか、より高い知識を持つ人に訊ねるとか、あるいは海外の最先端の情報を翻訳するなどすれば、ある程度は事足り(注1)たように思う。いわゆる「受け売り」であっても、それなりにカバー(注2)できたのだ。
しかし、これだけ情報化が進むと、その程度の「知識」は、得ようとすれば誰もが得ることができる。誰もが知り得ていることを話しても意味はない。相手の行動を変えるきっかけにはなり得ない。つまり、もはや「受け売り」の専門性は通用しないということだ。誰もが知り得る知識を、より深めたものでなければ「専門性」にはならないのである。
そうした専門性を身につけるためには、自分自身がほかの人間が知り得ないことを見聞したとか、あるいは実際にそうした領域に足を踏み入れたとかして、獲得したものでなければ、共感は呼びにくくなるのではないだろうか。そういう専門性が、これからは求められるのではないかと私は思うのだ。
(中略)
つまり、専門性にはなんらかの裏付けが必要になる、リアリティを感じさせることが重要になるということである。
言葉を変えれば、「知っている」だけでは専門性にはならないということだ。「わかって」いなければならないということである。「知った」ことを、それまでの経験なども付け加えながら自分のなかで自分の言葉として置き換え、「わかる」に変換させなければ、専門性を高めたことにはならないのだ。
(注1)事足りる:間に合う
(注2) カバーする: ここでは、必要を満たす
- 「受け売り」の専門性について、筆者はどのように述べているか。
- 情報化が進み、誰もが専門家のようになって必要なくなった。
- 情報や知識を誰もが簡単に得られる時代になり、意味がなくなった。
- 以前なら受け入れられたが、今では誰も関心を持たなくなった。
- より新しい知識や情報が求められるようになり、役に立たなくなった。
正确答案:2
解题技巧:遇到作者评价变化题,优先找转折词(如「しかし」「もはや」)后的结论句;本题核心是“知识普及后,受け売り失效”,因此选项需同时包含“可得性上升+价值下降”两个要素。
解析:关键句是「しかし、これだけ情報化が進むと、その程度の『知識』は、得ようとすれば誰もが得ることができる。誰もが知り得ていることを話しても意味はない。…もはや『受け売り』の専門性は通用しない」(随着信息化发展,这种程度的知识谁都可以获得;讲大家都知道的内容没有意义;“照搬来的专业性”已经行不通)。因此作者强调的是:在“知识可得性普遍化”的时代,单纯“受け売り”失去实际价值,选2最准确。
错误选项解析:
- 1:原文并没有说“专业性整体变得不需要”,而是说“受け売り型专业性”不再通用,范围扩大错误。
- 3:文中没有“誰も関心を持たなくなった”(没人关心了)的表述,属于无中生有。
- 4:原文重点是“谁都能得到”与“仅转述无效”,不是单纯“更新知识就会让旧知识没用”,逻辑偏移。
- 筆者によると、リーダーに求められることは何か。
- 今持っている専門的な知識や情報に満足せず、さらに知ろうとすること。
- 専門的な知識や情報に自身の経験などを加えて、専門性を高めていくこと。
- より高い知識と最先端の情報を獲得して、専門性をさらに高めていくこと。
- 共感を得るために、専門的なことをわかりやすく伝えられるようにすること。
正确答案:2
解题技巧:要求“リーダーに求められること”时,先定位对比轴(本题是「知っている」vs「わかる」),再选能体现“知识内化+经验整合”的选项,避免只谈“继续学更多”这类表层答案。
解析:作者指出「『知っている』だけでは専門性にはならない…『知った』ことを、それまでの経験なども付け加えながら…『わかる』に変換させなければ、専門性を高めたことにはならない」(仅仅“知道”不算专业;必须把所知内容结合自身经验,转化为真正“理解”)。并且还强调「専門性にはなんらかの裏付けが必要」(专业性需要某种支撑和真实感)。所以リーダーに求められるのは,把知识与自身经验整合并内化,持续提升专业性,选2。
错误选项解析:
- 1:只强调“继续学习更多”,但原文核心不止于“量的增加”,而是“经验整合后的理解转化”。
- 3:这更接近文中所说的“以前的做法”(高知识+最前沿信息),作者认为这在当下已不充分。
- 4:文中提到“共感”是由有根据的专业性带来的结果,不是“把内容讲得易懂”这一表达技巧本身。
人はなにも考えないということはできません。考えていないようでも、いろんな記憶や印象や思いや感情がゴチャマゼになって決して筋道立ってなどいないでしょうが、なにかを考えてはいるのです。(中略)
それを誰かに伝えなければいけないときは、私たちは、それを本の頁や原稿用紙のマス目に沿って絞り出すように、なんとかきれいに整えて「出力」していきます。そうでなければ、ほかの誰かは、あなたの考えを知ることも読むこともできないからです。そうすることで頭のなかが整理されたり、自分で思ってもいなかったような発想が浮かんでくることもあるでしょう。それこそが、書くことの恵みです。だから、ときどき私たちは、そうして出力されたものが最初から頭のなかにあったかのように勘違いをしてしまいます。でも、当然のことながら、頭のなかが最初からそうなっていたわけではありません。
逆に、書いたり読んだり反問したりすることで、渾然一体としていた思いや感情や印象や考えの矛盾の「かたまり」のような豊かさが選別され、角を落とされ、成形されてしまうことも当然あります。これはある意味、とても惜しいことです。なぜなら、そういう腑分けは、されていない「かたまり」のような状態も、立派な「思考」だからです。そして、創造的な飛躍やひらめき、天から降ってきたようなアイデアというのは、こうした「かたまり」の思考がふつふつと化学反応のようなことを起こして、自分でもわからないまま、その「すきま」からひょいと飛び出してきたものなのです。
- ×筆者によると、書くことの利点は何か
- 記憶や感情が整理され、論理的に説明できるようになること。
- 深く考えるようになり、自分の考えがより明確になり得ること。
- 整えて書こうとすることで、人より優れた発想が得られること。
- まとまりのない思いや感情が整理され、新しい発想につながりうること。
正确答案:4
解题技巧:看到「利点は何か」时,优先锁定作者直接下定义或总结的句子(如「それこそが〜」),再排除“过度绝对化”“无中生有”的选项。
解析:关键句是「そうすることで頭のなかが整理されたり、自分で思ってもいなかったような発想が浮かんでくることもあるでしょう。それこそが、書くことの恵みです。」(通过这样“写出来”,头脑会被整理,还会浮现出自己原本没想到的新想法,这正是写作的恩惠)。可见“书くこと”的利点并非单纯表达清楚,而是把原本混杂的思绪整理并触发新发想,因此选4最贴切。
错误选项解析:
- 1:文中没有强调“論理的に説明できるようになる”这一结果,属于把“整理”过度延伸成“逻辑说明能力”。
- 2:原文说的是“会浮现没想到的发想”,并非“更深入思考后观点更明确”,表述方向偏移。
- 3:文中没有“人より優れた”(比别人更优秀)这一比较信息,属于无依据添加。
- ×とても惜しいことですとあるが、なぜか。
- 創造的なアイデアには思考の矛盾が不可欠だから。
- 整理されていない状態にも大切な思考があるから。
- 常に同じようなアイデアしか生み出せなくなるから。
- 思いや感情からしか創造的な思考は生まれないから。
正确答案:2
解题技巧:遇到「なぜか」题先回指代词前后句,找“因果连接词”(如「なぜなら」)后的解释句,通常就是正答依据。
解析:「惜しい」とされる理由は「されていない『かたまり』のような状態も、立派な『思考』」(尚未被分解整理的“块状状态”本身也是完整而有价值的思考)だからです。さらに「こうした『かたまり』の思考が…『すきま』からひょいと飛び出してきたもの」(创造性灵感正是这种“块状思考”发生化学反应后涌现的)とも述べており,整理过程会损失一部分思考的丰富性,所以选2。
错误选项解析:
- 1:原文并未说“矛盾不可欠”(矛盾不可或缺)这一绝对条件,而是说未经分解的整体状态同样有价值。
- 3:文中没有“会变成只能产出同类点子”的结论,属过度推断。
- 4:“〜からしか〜ない”(只有……才……)过于绝对;原文强调的是“块状思考也能孕育灵感”,不是唯一来源论。
打ち合わせは参加するすべての人で議論をし、ひとつの結論を導き出していく作業である。その裏を返せば、意見が採用されていない人のほうが大勢いるのである。こうした場合、その場では納得しているものの、周囲からの扱われ方次第ではストレスが溜まっていくことになるであろう。「それならば、私はいなくてもいいじやないですか」当然ながら、この先この人からはポジティプな発言は得られないであろう。メイン·アイデアを考えた人がすべての権限を握り始めたときは、特に注意が必要だ。最初に考えた人がその案件に責任を持つことは当然であるが、それと同時にチームのモチベーションへの責任も持つことになると心得なければならない。そのために、本筋でないことは譲るクセをつけてみてはいかがだろうか。
では何が本筋で、何が本筋てないのか。それを客観的に計る基準は「正しいか、正しくないか」「好きか、嫌いか」に判断することができる。本筋は「正しいか、正しくないか」て判断され、本筋でないものは「好きか、嫌いか」で判断される。つまり、好きか、嫌いかという好みに関しては、個人的な一存で切り捨てるのではなく、さまざまな意見を積極的に受け入れるべきであると考える。そのことてチームのひとりひとりが自分の存在意義を感じ、前向きなアイデアを出してくれるようになるだろう。
(注1) ポジティブな:前向きな
(注2) モチベーション:やる気
(注3) 個人的な一存:自分ひとりだけの考え
- ×チームのモチベーションへの責任も持つとあるが、どうすればいいか。
- 主観的判断に委ねられるものはチームの一人一人の意見を尊重する。
- 客観的な判断が必要とされる場合は、チーム全体で議論する。
- 本筋かどうかにかかわらず、チームのひとりひとりに責任を持たせる。
- 本筋のものは、さまざまな意見に耳を傾けチーム全体で決定する。
正确答案:1
解题技巧:抓住作者给出的二分法(本筋=正误判断,非本筋=好恶判断),再选“对应非本筋时应接纳多样意见”的选项。
解析:文中先说「本筋は『正しいか、正しくないか』て判断され、本筋でないものは『好きか、嫌いか』で判断される。」(本筋看对错,非本筋看好恶),又强调「個人的な一存で切り捨てるのではなく、さまざまな意見を積極的に受け入れるべきである」(不应由个人武断否决,而应积极接受多种意见)。所以对团队动机负责的做法是:在主观偏好事项上尊重成员意见,选1。
错误选项解析:
- 2:原文重点是“判断标准”,不是“必须全体讨论”的流程规定。
- 3:文中说负责人在非本筋要懂得让步,不是“让每个人都承担责任”。
- 4:把“本筋”与“广泛听取偏好意见”混在一起,和原文“非本筋才是好恶层面”相矛盾。
阅读 - 问题12
人間同士の将棋、勝負というのは、ただ盤上(注1)で能力を発揮し合うだけのものではありません。必ずそこに至るまでのプロセスがあります。強い相手と戦うことになってプレッシャーを受けたり、「ああ、厳しい相手だなあ」と萎縮してしまって勉強の意欲が減ったりすることだってあります。でも、「それじゃダメだ」と自分の心と戦ったり、整理をつけたりして最終的に対局当日を迎える。もちろん (注2)上の戦いもすごく大変なのですが、必ず事前にそういうステップを踏んでいます。
人間の強さというのは、他人との戦いはもちろんですが、自分自身との戦いによっても生まれ、育っていくものなのです。
それに、人間は疲れも感じるし、集中力も永遠には続きません。判断ミスだって何度もします。
しかし、そんなちっぽけな一人の人間が焦りや苦しさを乗り越えて、観ている側が感動したり、あっと驚くような勝負をしたりする。それこそが人間の将棋の醍醐味だと思うのです。
(中略)
よく言われることですが、コンピューターに悩みやプレッシャーはありません。いくらコンピューターが強くても、先ほど述べたような人間的なプロセスを乗り越えてきているわけではない。
強いコンピューターというのは、開発者のプログラミング(注3)能力、また人間的な意味で言えば開発に懸ける情熱とか、そういうものが評価されています。ただそれは、人間の将棋の強さとは別の軸にあるものだと思うのです。
その相容れない(注4)まったく別物の強さを競わせたのが、棋士(注5)対コンピューター戦です。その結果、コンピューターのほうが強かったとしても、人間の強さが魅力や意味を失うわけではないでしょう。
もちろん、棋士がコンピューターに負けたら、ファンの方がガッカリする気持ちもわかります。いままで人間同士の素晴らしい戦いを観てきて、最強棋士のすごさを体感してきた。そういう中でソフトという新しい存在が出てきてそれに負かされたら、人間は感情の生き物である以上、落胆するのも当然だと思うのです。
いままで自分が興奮や感動してきたものは何だったのだ、と。
ただ実は、人間とコンピューターの強さというのは秤にかけるものではなくて、それぞれが固有の良さを持っているものだと思うのです。
人間対人間、人間対コンピューター、コンピューター対コンピューター。大きく分ければこの三つになると思いますが、これらはそれぞれに独立した魅力があって、お互いを阻害するものではありません。そこを分けて考えることが大事なのではないでしょうか。
この三つのコンテンツ (注6)を徹底的に味わい尽くしたうえで、コンピューター対コンピューターの対戦が一番面白いと思えば、人間の強さに魅力を感じなくなっても仕方がないとは思います。でもきちんと比較もせずに、なんとなく時代の流れやちょっとしたインパクトだけで、人間対人間の面白さの魅力が薄らいだと思うのはすごくもったいない。
(注1)盤:ここでは、将棋をする台
(注2)対局: ここでは、勝負
(注3)プログラミング: コンピューターのプログラムを作ること。
(注4)相容れない: ここでは、性質が異なる。
(注5)棋士: 職業として将棋をする人。
(注6)コンテンツ: ここでは、対戦の内容
- 62 人間同士の将棋の魅力について、筆者はどのように考えているか。
- 勝負に至るまでの苦悩を抱えつつ、戦いに臨んでいる棋士に魅力がある。
- 勝負自体ではなく、勝負の前の自分自身と戦うプロセスに感動する。
- 焦りや苦しさを克服して、勝った棋士に魅力が感じられる。
- 弱い側が強い相手に挑んで勝つ勝負にこそ感動する。
正确答案:1
解题技巧:先抓作者对“魅力”的定义句(如「醍醐味」),再用“过程是否完整”筛选选项:既要包含赛前的心理斗争,也不能否定对局本身的价值;凡是把条件缩成“必须赢”或“弱胜强”都应排除。
解析:原文明确说「必ずそこに至るまでのプロセスがあります。(必定存在走到对局之前的整个过程。)」「『それじゃダメだ』と自分の心と戦ったり…("这样可不行",要和自己的内心对抗并调整状态。)」,并总结为「それこそが人間の将棋の醍醐味だと思うのです。(这正是人类将棋最有趣、最有味道的地方。)」。可见魅力在于棋士带着赛前压力与自我斗争后走上对局,选1最完整。
错误选项解析:
2:该项说“不是胜负本身而是赛前过程”,表述过于绝对。原文是「もちろん (注2)上の戦いもすごく大変」(对局本身也非常艰难),说明并未否定对局本身的价值。
3:该项把魅力限定为“胜った棋士”(获胜棋手),原文并未把魅力建立在“赢”上,而是强调「焦りや苦しさを乗り越えて…それこそが…醍醐味」(跨越焦虑与痛苦的过程才是醍醐味)。
4:原文没有“弱者战胜强者才感动”的条件,作者强调的是普遍的人类过程:与自我斗争、克服压力,并非特定爆冷剧情。
63 コンピューターによる将棋について、筆者はどのように述べているか。
- 強さの基準が人間とは異なるので、人間の将棋と比べられるものではない。
- 常に一定の能力が発揮できるので、人間を感動させる勝負はできない。
- 人間には超えることができない力があり、人間と勝負することに意味はない。
- 人間のような焦りや苦しさは感じないので、人間の強さは超えられない。
正确答案:1
解题技巧:对比题先找“评价轴”关键词(本题是「別の軸」「秤にかけるものではない」):只要选项把人机放在同一标准下断言谁绝对更强/更弱,基本就是干扰项;应选“强さ基準不同、不可同轴比较”。
解析:文中指出「コンピューターに悩みやプレッシャーはありません。(计算机没有烦恼和心理压力。)」「人間的なプロセスを乗り越えてきているわけではない。(它并没有经历并克服人类那种心理过程。)」且「人間の将棋の強さとは別の軸(与人类将棋的强大属于不同评价维度)」。因此电脑将棋与人类将棋强弱标准不同,选1。
错误选项解析:
2:原文并未说“电脑无法让人感动”,而是说电脑和人类的强弱属于不同轴线。且文中承认电脑强大来自开发者能力与热情,并未否定其观赏价值。
3:该项主张“人类有电脑无法超越的力量,所以人机对战没意义”,与原文相反。原文提到已存在棋士对电脑的对战,也未否定其意义,只强调两者性质不同。
4:原文并没有得出“因此电脑超不过人类强度”的结论,只说没有人类式心理过程;作者核心是“不可同轴比较”,不是“电脑必然更弱”。
64 筆者の考えに合うのはどれか。
- 三つの対戦を十分に味わってはじめて、将棋の本当の魅力に気づくことができる。
- 三つの対戦をきちんと比較すれば、人間同士の将棋が最も面白いとわかる。
- コンピューターによる将棋の出現で人間同士の将棋の魅力が失われたわけではない。
- コンピューターによる将棋の出現のおかげで将棋の魅力が増したとは言えない。
正确答案:3
解题技巧:态度题看结论句中的否定范围(如「〜わけではない」):作者并非否定电脑强,而是否定“电脑出现=人类魅力消失”的推论。选项若出现“必须/一定/只能”这类绝对化判断,多半与原文不符。
解析:作者直说「コンピューターのほうが強かったとしても、人間の強さが魅力や意味を失うわけではない(即使计算机更强,人类的强大也不会失去魅力和意义。)」,并强调「それぞれが固有の良さ(各自都有其独特价值)」「それぞれに独立した魅力(各自都有独立的魅力)」。所以电脑出现并不等于人类对局魅力消失,选3。
错误选项解析:
- 1:原文并未说“必须充分品味三类对战后才能发现真正魅力”。文中是建议“分开思考、充分比较”,不是设定唯一前提条件。
- 2:作者没有得出“比较后一定人类对战最有趣”的结论,反而说三者「それぞれに独立した魅力」(各有独立魅力),并非排他性排序。
- 4:作者并未否认电脑将棋让整体魅力增加与否,而是反对“未经比较就认为人类对战魅力变弱”。该项把观点扭成了对“魅力增减”的否定判断,失真。